唐辛子の香りと辛さを植物油に移した調味料、餃子(日本だけですが)や麻婆豆腐を代表とした中華料理には欠かせない存在です。ラーは中国語で「辣(ラー)」と書き、これは唐辛子のカーッとなる辛さを意味し、これに油を使っている事からラー油と名付けられたと言います。普段はあまり使わない調味料と思いがちですが、実はサラダやカレー、麺類など様々な料理との相性が抜群なのです。
歴史ある中華料理に使用される調味料ですので、ラー油も古い存在なのかと思いそうになりますが、実際には16〜17世紀に作られた比較的新しい調味料なのです。ラー油に使用される唐辛子は、中南米が原産でコロンブスによってスペインや様々な国へと伝わったものです。唐辛子が中国へと伝わりラー油が作られたのは、明時代末期である1620〜1645年頃と考えられています。
原材料に使用される唐辛子には「カプサイシン」と言う成分が含まれています。ご存知の方も多いでしょうが、脂肪燃焼を促進させる効果がありダイエットに効果がある成分として話題になっています。この効果を利用してラー油でダイエットをした例もありますが、あくまでラー油は「油」ですから多量摂取は逆効果になる点に注意しましょう。
今はどこでもラー油は簡単に手に入れる事が出来ます、値段も普通のものであれば200円もあれば充分に買えるでしょう。しかし、辛さが足りないなど不満がある方もいるのではないかと思います。そう言った人は自分で作ってみては如何でしょう、辛さも自在に設定出来ますし、香りやコクも市販のものとは比べ物にならない味わい深さです。
餃子以外の使い道なんて無いのでは?と考えがちですが、ラー油を少し使うだけで立派な料理に姿を変えます。