工芸技法の1種、銅版など金属にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。釉薬は透明度によって「透明釉薬」「半透明釉薬」「不透明釉薬」の3つに分類されており、その特性に応じて製品が作られています。非常に古くから存在しており、仏典に登場する「金・銀・瑠璃・玻璃・シャコ・珊瑚・瑪瑙」の7つの宝に似て神秘的な輝きを発する事が語源と考えられています。釉薬がガラス質と言う特徴からか、七宝焼きは非常に透明感や光沢のあるものに仕上がり、装飾具を始めとした様々な作品が作られる人気の高い工芸品に数えられます。特に、その鮮やかで美しい色彩が好まれアクセサリーとして人気が高まりつつあります。
古代エジプト時代から存在しており、ツタンカーメン王の黄金仮面にもその技法が用いられている事から如何に古い存在であるかが分かります。ヨーロッパや中東アジアへ伝わり、日本へは西暦800年頃にシルクトードから伝えられたと考えられています。それから暫くは歴史上で名前を見掛けられませんが、1596〜1615年に挑戦の技術者から技術を伝承した事から日本人による七宝焼きの製作が開始されました。何度か衰退の危機に瀕しながらも、明治時代にはドイツ人などの指導を受けて急速に全国各地へと伝わります。現在では、日本の技術として海外で重宝される様になったのでした。
銀線・金線を使用して釉薬を色分けしたもの、模様がハッキリしており効果なのが特徴。
有線七宝とは逆に、銀線と金線を使用せずに釉薬を色分けしたもの。
微粉にした釉薬を特殊な油で練り合わせたものを使用して、水彩画などの様な効果を出した七宝焼き。
その名の通り、何色かの釉薬を使用してマーブル模様に似た流水模様を表した種類。
必要な道具は少し多めですが、家庭でも七宝焼を作る事は可能です。高温のものや薬品を扱いますので、火傷や怪我に充分注意して下さい。